猫屋仲見世通り

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右手左手

例にもれずFF12生活です。
しかしファミコン(言葉に年輪が!)がへたなのでなかなか進まず…。

右手と左手それぞれたくさんボタンを使い分けなければならないのですが、それがなかなかに大変なのです。

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右手で食べる
右手で書く
右手で持つ
右手で切る
左手でなでる
右手で叩く
右手でひっかく
右手で選ぶ
左手で支える
左手でさよならと手を振る
右手でひっぱたく
右手でメロディーを弾く
左手で伴奏
右手で涙をぬぐって
左手でスカートの布地を握り締める

右手で憎む
左手で慈しむ

右手には汚れ仕事を?
左手では綺麗事を?

いいえ、本当の本当に業が深いのは、利き手の反対側。
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by nyankoya | 2006-03-24 09:27 | 心の裏側

文字化け書店

はい月曜日です。いやですね、週始めは。

ひさびさに夢の話です。
久しぶりだけあってとびきりおかしな夢でした。

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いつもの本屋へ行く。
いつもと同じ書棚にいつもと同じ店員のエプロン。
てけてけと文庫本のコーナーまで歩いて、一冊を書棚から抜き出す。
中身が文字化けしていて読めない。
新潮も文春も角川もだめだった。
新書も実用書もコミックも全部。

他の人はみんな平然と立ち読みしているのに、私だけ、文字化け。

途方に暮れて洋書のコーナーまでよれよれと歩いて行くと、洋書があるべき場所に、見慣れないカウンターができている。

「テキストエンコーディング」のささやかな看板。
係員はベストに眼鏡の黒兎。

「あのぅ」
おそるおそる声をかけると、黒兎は顔をあげた。長い耳と鼻をひくりと動かす。
「文字化けしてるんですけど…」
黒兎は眼鏡をふさふさの手で押し上げた。
「あんたmacやろ」
なぜか関西弁。
「は?」
「ここは基本winやからな。SHIFT-JISが多いんや。デフォルトだとようけ読めへんで。設定変えたるさかいに」
そう言って、PCの画面を見ながら私の人差し指をぽんぽんと叩く。
「ほれ、読んでみ」
絵本を渡される。『ぺんきや』。
中身も今度はすんなりと読めた。
私は安心して、絵本を黒兎に返した。
「ありがとうございます。助かりました」
黒兎は絵本を受け取ると、眼鏡を押し上げながら、私の目を見つめた。
猜疑心の強い老人のような目だった。

「…あんたなぁ、なんやうまくいかんこととか、嫌なことがあってもな、すぐにうろたえたらあかんで。落ち着いてしっかり自分と周りを見んといかんよ。案外大したことなかったりすんもんなんやから。
自分には神さんがついとるーくらいに思っとき。ええな?」
なぜ兎に説教を…と思ったが、あまりにも真摯な物言いに、思わずがくがくとうなずいてしまった。
黒兎は鼻をひくりと動かすと、それきり口を噤んで視線をまた手元に落としてしまったので、私もその場を離れた。

全部読めるようになった文芸書の棚から、穂村弘の『世界音痴』を買った。

そして、音痴は私だよな、と思いながら、ゆらゆらとエスカレータをのぼる。
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by nyankoya | 2006-03-13 09:49 |

幽霊

マンションの隣りに廃屋があったのでした。
その解体がついに始まりました。
周りをぐるりと密閉していたトタン板がはずされると、なんと中には魚屋、肉屋、八百屋、佃煮屋。
地図によれば、そこは「市場」となっているそうな。
昔はさぞかし賑わっていたことでしょう。
2階の住居も壁を剥されて、畳を上げられていました。
人の心の残滓が微かに漂っていて、私はしばし廃屋の前で口を開けていたのでした。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

オルゴールが鳴り出すと、幽霊が現れるのだ。

壊れて傾いた看板の下をくぐって、
割れた硝子を踏んで、
軋む階段の所々抜け落ちた階段には気をつけて。

いつも現れるそれは少女の姿に老婆の瞳。
愛しげに壁をなぜたかと思うと、忌々しげな仕草で畳の床を踏み鳴らす。
忘れ去られたハンガーと電球の傘が、夜風に頼りなげに揺れる。

かつてたくさんの人間が通り過ぎていったこの場所。
少女は懐かしく目を閉じる。
残されていった魂のかけら。
掻き集めて、ライスシャワーのように降らせて遊んでみる。
そのきらきらと儚いこと。

ぽっかりと開いた天井の穴から、月明りが差し込む。
胸に腹に手足に落ちる柔らかな光。

もうすぐこの家とともに消え去るのだ、自分も。

せめてこのかけらたちが昇華されていくのを見届けて。

今はもうない、誰かの心のために。
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by nyankoya | 2006-03-09 09:36 | 創造の森

残響

三月ですね。桃の花が花屋さんに並ぶようになりました。
店頭で桃の枝を選んでいたら、タイルの床に黄緑のものが散るのです。
なんだろうと思ったら、桃の花の残像でした。
桃色と葉の緑は補色関係なんですね。
この世は色に満ちています。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
視線をずらすと幻の緑が丸く散った。
一瞬前まで見つめていた真紅の花。

冬の名残を霧のようにまき散らしながら、風にさらわれてゆく。

全く正反対の
相反する
きつく惹かれ合う
必ず思い出す
苛烈な残響

紅に緑
紫に黄
青にアイボリ
黒に白

鏡合わせの世界でいつも見つめ合っている。
天使のような悪魔か
悪魔のような天使か

混ぜれば灰色、重なれば白。
どちらを選ぶかはお好みで。
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by nyankoya | 2006-03-06 09:32 | 日々の類似品


日々目に映るものを、愛でてみたり憎んでみたり。コメント・TB・リンクなど頂くと、ちょっとどうかと思うくらい喜びます。
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